アレルギー検査

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アレルギー検査 特異的IgE

アレルギー検査には、パッチテスト(アレルギー物質を皮膚に密着させて皮膚に炎症があればアレルゲンと判断)、特異的IgE(特定のアレルギー物質を選択してアレルギーがあるか調べる方法)を測定する方法が有ります。特異的IgEは、数値として出るのでアレルゲンが何かを把握することができます。

アレルギー原因には色々とある

特異的IgEは、アレルゲンを指定する必要があります。呼吸でアレルギーが発症するもの(吸入系)、食べることによって発症するもの(食餌系)、接触することによって発症するものがあります。特異的IgEは、アレルゲンを指定することもできますし、花粉症の様な吸入系セットのようなセット項目もあります。詳しくは、かかり付けの医師に相談するといいと思います。

どんな時にアレルギーが出ているか医師に話す

自分には、どのアレルゲンがアレルギーの原因になっているか知っていると対策することができます。もしかして、アレルギー有るのかな?と思ったら、内科(アレルギー検査全般)、呼吸器(主に吸入系)、皮膚科(接触系)で診察を受けて、アレルギー物質を調べたいことを医師に伝えると検査することができます。

パッチテスト 皮膚に接触させて検査

珍しいアレルゲンは、特異的IgEにないものもあります。そういった場合、パッチテストで調べることができます。皮膚とアレルギーの原因となっている物を48時間接触させ赤くなればアレルギーがあるかもしれないと判断します。パッチテストは他の要因でも接触部が赤くなることもあります。あくまで、参考といった感じで考えるといいと思います。特異的IgEを調べるのがベストな方法です。

アレルゲン アレルギー物質

吸入系アレルゲン 呼吸で症状がでるもの

室内塵
ハウスダスト1、ハウスダスト2

ダニ
ダニ1(ヤケヒョウヒダニ)、ダニ2(コナヒョウヒダニ)、アシブトコナダニ、サヤアシニクダニ、ケナガコナダニ

花粉
スギ、ヒノキ、ビャクシン(属)、ハンノキ(属)、カバ(シラカンバ属)、コナラ(属)、ブナ(属)、 マツ(属)、ニレ(属)、ヤナギ(属)、カエデ(属)、クルミ(属)、クワ(属)
アカシア(属)、オリーブ

イネ科花粉
カモガヤ、オオアワガエリ、ハルガヤ、ギョウギシバ、オオスズメノテッポウ、セイバンモロコシ、ホソムギ、ナガハグサ、ヒロハウシノケグサ、アシ、コムギ(属)、スズメノヒエ(属)、コヌカグサ(属)

雑草花粉
ブタクサ、オオブタクサ、ブタクサモドキ、アキノキリンソウ、ヨモギ、ニガヨモギ、フランスギク、タンポポ(属)、カナムグラ、ヘラオオバコ、シロザ、イラクサ(属)、ヒメスイバ

真菌
アルテルナアリア、カンジタ、アスペルギルス、クラドスポリウム、ペニシリウム、ムコール、ヘルミントスポリウム、トリコフィトン

動物(上皮、羽毛など)
ネコ(フケ)、イヌ(フケ) 、モルモット(上皮)、ハムスター(上皮)、マウス、ラット、家兎(上皮)、ウマ(フケ)、ウシ(フケ)、ブタ(上皮)、ヤギ(上皮)、ヒツジ(上皮)、セキセイインコ(羽毛、ふん)、ニワトリ(羽毛)、アヒル(羽毛)、ガチョウ(羽毛)

食餌系系アレルゲン 食べることで症状がでるもの

食品
牛乳、卵白、卵黄、オボムコイド (耐熱性卵蛋白)、米、ソバ、コムギ、グリアジン、オオムギ、オートムギ、ライムギ、アワ、キビ、トウモロコシ、大豆、インゲン、エンドウ、ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、クルミ、ココナッツ、ブラジルナッツ、ハシバミ、イチゴ、リンゴ、もも、バナナ、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、アボカド、洋ナシ、トマト、セロリ、パセリ、タマネギ、スイカ、ニンジン、ヤマイモ、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、ホウレンソウ、タケノコ、ニンニク、ゴマ、マスタード、麦芽、ビール酵母、カカオ、チェダーチーズ、モールドチーズ、α-ラクトアルブミン、β-ラクトアルブミン、カゼイン、グルテン、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、エビ、ロブスター、カニ、ムラサキイガイ、アサリ、カキ(牡蠣)、ホタテ、イカ、タコ、サバ、アジ、イワシ、タラ、カレイ、サケ、マグロ、イクラ、タラコ

その他アレルゲン(接触系、吸入系、食餌系、その他)

絹、綿、ラテックス、オオバコ種子、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、無水フタル酸、エチレンオキサイド、ホルマリン、ヒトインスリン、ゼラチン

細菌
マラセチア(属)、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンA、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンB

寄生虫
アニサキス、回虫

昆虫
ゴキブリ、ユスリカ(成虫)、アシナガバチ、ミツバチ、スズメバチ、ヤブカ(属)、ガ

分類できない 呼吸で起こっているのか、食べて起こっているのかわからない

吸入系・食餌系と分けやすいアレルゲンと単純に分類できないアレルゲンがあります。

呼吸器の症状があるのか。食べることによって症状がでるのか。その他、何かを使用するときに症状がでるのか。というようにある程度どのような時に症状がでるのか。それを把握していることでアレルギー物質が何なのかを特定する可能性が高くなります。

薬(薬物)で起こるアレルギーがある

薬物を摂取することで、肝障害、薬疹ができるという症状(薬物によるアレルギー反応)がある場合、DLST(drug-induced lymphocyte stimulationtest)という検査をする事があります。薬物で症状が起きているのかを調べることができます。この項目に関しては、医師と薬剤師が検査するかどうかを話し合って検査する場合が多いので、一般の方が希望して検査する事は少ないと思って下さい。ただ、そういう検査があるという知識をもっているといいと思います。

参考サイト 参考文献

参考サイト:
 検査センター SRL
 検査センター BML
 検査センター FALCO

参考文献:
 特になし。
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